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2014年12月 第127話 お蕎麦を食べる頻度

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125話に続き今回も関東一都七県と新潟の2500名をその母集団として調査した飲料メーカーの統計から私どもが感じた事を気ままに書いて見たく思います。

有難い事に私ども蕎麦屋の扱うお蕎麦を多くの皆さんに毎日たくさんお食べ頂いておりますが、その頻度や年代別の内容など長年の経験から感覚では認識をしているつもりでしたが、改めて数字を拝見して蕎麦屋全体の置かれている状況や当店の特徴を確認する事が出来た次第で有ります。

調査によりますと「毎日食べる方」は全体の4%(男性5%・女性2%)の方だそうです。
「週1回以上お蕎麦と食べる方」は全体の38%(男性45%女性29%)で、合わせて関東新潟圏の42%の方が週1回はお蕎麦を食べて頂いている事となっております。有難い事に毎日お越し頂くお客様が多い当店独自の感覚では意外に少ない感じが致しますが、多種多様な飲食店が立ち並ぶ周辺状況を考えると妥当な数字なのかもしれません。

蕎麦業界としては1%でも2%でもこの数字を上げて行く様な内容の充実が永遠の課題だと思っております。


話を進めて「月1回はお蕎麦を食べる方」は、全体の43%(男性39%・女性47%)となり毎日から月1回までお蕎麦を口にして頂いている方は85%にまで達します。日本人の85%がお蕎麦好き(少なくとも嫌いではない)と言う事ではないでしょうか。さて飲食頻度の中には年代別集計と言う面白いデータが有りました。蕎麦屋としての感覚的では男女比では男性、年代では中高年層が圧倒的という事が定説とされていますが、どうもそれに関しては変化の兆しが感じられます。
20代毎日と週1回以上24%、月1回以上71%。
30代毎日と週1回以上33%、月1回以上78%。
40代毎日と週1回以上39%、月1回以上83%。
50代毎日と週1回以上53%、月1回以上93%。
60代毎日と週1回以上57%、月1回以上90%。
70代毎日と週1回以上64%、月1回以上95%。
が年代別の飲食頻度となっています。

無類のお蕎麦好きは確かに50代以降になりますが、20代30代にもその予備軍の方が3割近くおられる事は嬉しい限りで有ります。更にこの中の男女比を見ますと想像通り50代以降は4:1と圧倒的に男性に軍配が上がりますが、40代までは男女ほぼ互角の飲食頻度となっている事に驚いた次第です。当店内でも女性のお客様の多さは有難き限りで有ります。若年層、女性層へのアプローチは昭和から続く蕎麦屋のテーマですが、小さな一歩一歩を進めていくたく思います。

ご意見、ご要望よろしくお願いいたします。